オーディオアンプの裏の接続端子や、カーオーディオなどでも見かける「AUX」の文字。
これはいったい何を表しているのでしょうか?
そもそもAUXってどういう意味?
まず、AUXとはどういう意味と言うと、「補助的・予備的な端子」のことを差します。
「補助の」「予備の」という意味を持つ英単語”Auxiliary”の最初の3文字をとったものが言葉の由来とされています。
発音は、「オックス端子」「オークス端子」と呼ぶことが多いですが、単に「エーユーエックス」と呼ぶ場合もありますので、特に決まった呼び名があるというわけではないようです。
オーディオアンプにおいては、あくまでも標準的な機器(レコード・CD・チューナー・カセット)以外の機器を接続する際に使ってね、という意味合いを持ちます。
たとえば、ネットワークオーディオプレイヤーや、ipodなどを接続するような場合に使用するという意味合いです。
しかし、これらの機器を必ずAUX端子つながないといけないのかというと別にそうではなく、CDの入力端子にネットワークオーディオプレイヤーをつないでも別に問題はないし、あるいは逆にCDプレイヤーをAUX端子につないでも問題はありません。
あくまでもおまけとしてプラスでつけた端子ですよ、ということなので他の端子と変わりはありません。
ただし、PHONO端子はMCカートリッジなどのレコード向けなので他の機器は使えない事は言うまでもありませんが注意してください。
ミニプラグにはAUX端子規格用のケーブルあり
オーディオアンプでは特に他の端子と変わりのないAUX端子ですが、最近ではカーオーディオにもこの端子が入力端子としてついています。
ただし、アンプのようにRCA端子ではなく、iphoneのイヤホンジャックなどの接続で用いられるミニケーブル端子になっていることが多いです。
ミニケーブルの場合は、ケーブルの先端の部分(主に金メッキがかかっている部分)にいろいろな種類があり、ステレオかアナログか、通話対応(スマホ用)かどうかなどで種類が変わります。
この種類が適切でないものを使い続けると、最悪の場合故障の原因ともなる場合があります。
最近では、「カーオーディオなどのAUX端子規格用」とうたった商品も登場しているので、よく確認のうえ選ぶとよいでしょう。
AUXは未来のための端子?
以上、オーディオのAUXの意味について解説しました。
別段特殊な端子ではないということがおわかりいただけたと思います。
おそらく、そのアンプなどが発売された時にまだできていなかった接続機器が登場した場合にそれを接続できるようにするために作られたというイメージだと思います。
将来は、どんな機器をAUX端子に接続するようになるのでしょうか。