車載スピーカーから雑音(ノイズ)が出る原因は、多岐にわたります。
その中でも、特に頭を悩ます人が多いのが、オルタネーターノイズと呼ばれるものです。
いったい、どのようなノイズで、どのような対処法があるのでしょうか?
オルタネーターノイズってどんなもの?
オルタネーターノイズとは、車の部品であるオルタネーターに起因するノイズです。
オルタネーターは交流の電気を生成する発電機を意味します。
これが発するノイズが、オーディオ機器の回路に乗っかってしまい、結果的に雑音が出てしまうことになってしまいます。
エンジンの回転数に同調するかたちで、「キュイーン」という感じの雑音が流れてしまうものをいいます。
特に有効といわれるノイズ対策とは?
オルタネーターノイズを軽減する方法はいくつかありますが、その中でも特に有効といわれている方法がいくつかあります。
まずひとつは、オーディオケーブル(RCAケーブル)に侵入してくるノイズに対して対抗するために、ノイズフィルターを挟むというもの。
これが多々あるオルタネーターノイズの対策法の中では、一番解決する場合が多いといわれています。
方法はいたってシンプルで、RCAケーブルにノイズフィルターを挿入し、さらにノイズフィルターの出力からふたたびRCAケーブルを接続し、アンプ部につなぐだけ。
結果的にケーブルがもう1ペア増えることになり、このプラスのケーブルもフィルターとセットで売っているものもあれば、フィルターのみで売られており、RCAケーブルは別途購入が必要な場合があるようです。
事前によく確認をしておきましょう。
また、アンプなどのオーディオ機器のアースを再確認することも対策のひとつです。
オルタネーターノイズは、電装品の電位差から発生することが多いといわれています。
そのため、アンプなどのオーディオ機器のアースをしっかりとることが重要とされています。
場合によっては、アースがとれない場所にアース線をつないでいる場合もあるので、今一度アースの場所を確認してみましょう。
それでもだめなら他の方法も
以上、オルタネーターノイズの対処法として、解決する場合が多いものをまとめました。
これらの方法でも直らない場合には、RCAケーブル自体を変える、電源部分の部品を変えるなど、さまざまな方法があります。
方法によっては逆効果になってしまうものもあり、オルタネーターノイズの状況は個々に異なるので、いろいろな方法を試してみましょう。