パソコンを使用する際に、外付けのスピーカーを利用する人が増えています。
パソコン自体にもスピーカーがついているので音を聴くことができるのですが、あまりにも音が小さかったり、音質が悪いなどの理由でつける人が多いのです。
ところが外づけスピーカーを使用していると、音が0になる(音が出ない)という現象がよくあるようです。」
なぜこのようになってしまうのか?代表的な2つのパターンを解説します。
デバイスとして認識されているかどうか確認しよう
原因のひとつは、「なんらかの拍子でデバイスが無効になってしまった」場合です。
パソコンに外付けのスピーカー機器をつなぐ場合、ただ配線的にライン端子につないでいれば音が鳴るというわけではありません。
パソコンがそのデバイス(スピーカー)をしっかりと認識しているかどうかが大事で、これができていないと外付けスピーカーから動画などの音は出力されません。
ボリュームは0になっていないのに、実際には出てくる音が0になるということになります。
オーディオに関するデバイスマネージャを開いて、そのスピーカーが認識されているかどうかをしっかり確認しましょう。
パソコンによっては、デバイスを有効に変えてから、再起動をかけないと音が出ない場合があります。
スピーカーにも電源がある場合が多くあります
もうひとつは、アンプ内蔵スピーカーの場合で、スピーカーのほうに電源が入っていないという場合です。
パソコンのほうは電源が入っているので意外と気がつかない場合があるのですが、スピーカーの電源スイッチが入っていないために音が出力されないというケースです。
スピーカーには、それ自体には電源が必要がないものと、電源を必要とするものがあります。
一般的なオーディオシステムやコンポなどに使用されるスピーカーは、電源がついていません。
これは、別途アンプがスピーカーの外にあるので、そこからスピーカーを鳴らすために必要な大きさの信号が送られるので、スピーカーはそれを受け取れば音が鳴るからです。
いっぽう、パソコンも音が出る以上一応アンプ回路はあるのですが、パソコンは音を慣らすことをメインに作られた機器ではないため、出力が弱く、外付けスピーカーにつなげても音が小さすぎる場合があるのです。
そのため、外付けスピーカー自体にもアンプがついており、これでさらに増幅をおこなうわけです。
そのアンプを駆動させるために電源を必要とするわけです。
外付けスピーカーではこのパターンが多く、また背面に電源ボタンがついていて、しかも前面にランプなどがついておらず電源がついているのかどうか分かりにくくなっているものもあるので、チェックしておきましょう。
OSの問題の可能性も0ではない
以上、スピーカーからの音が0になる場合についての対処法でした。
かつてはOSの不良により音が0になってしまうケースもあったようですが、最近は改善され少なくなってきたようです。
まずは以上の基本的なパターンを確認して、それでも無理ならパソコンのシステム自体の不良を疑うようにしましょう。