オーディオを楽しむにあたっては、聴く音楽のジャンルで機器の選び方も変わってきます。
ロックを最大限にオーディオシステムで楽しむためには、どのようなオーディオシステムを選べばよいでしょうか。
オーディオ入門者に向けたロックオーディオについて解説していきます。
ロックといえば低音
音楽ジャンルの好みの違いによって、望ましいオーディオの音質も違ってきます。
一般的には、クラシックを楽しむ人は高音が綺麗にノイズもなく響くかどうか。
ポップミュージックを好む人はしっかりとボーカルが聴けるように中音域が良く響くものが良いといわれます。
また、ジャズやロックなどは、低音がしっかりと鳴り響くことが重要だといわれています。
特にロックなどは、ベースなど低音の楽器がメインになってくるので、低音に迫力がないようなオーディオシステムでは物足りなくなってしまうのは当然だといえるでしょう。
オーディオメーカーによって当然目指す音質の方向性が異なってくるので、たとえばマランツは高音を重視し、デノンは低音や中音域に定評がある、といった傾向がでてきます。
これに沿ってオーディオシステムを選んでいくというのがひとつの選び方だといえるでしょう。
思い切ってサブウーファーの導入もアリ
低音を思いっきり響かせるようなオーディオシステムを選ぶことになっていくわけですが、そうするとホームシアターシステムなどで使われるサブウーファーを導入するという方法もあります。
サブウーファーとは、低音域のみを鳴らすスピーカーで、その性質から比較的置き場所を自由に選ぶことができるので、自分が音楽を聴くスペースのすぐ横に置いたりすることもできます。
新品でも1万円未満で購入できるものも増えているので、思い切ってこれを導入することで、迫力ある低音を楽しむのがロックを楽しむ上で非常に有利だといえるでしょう。
ただしサブウーファーを接続するためには、AVアンプと呼ばれるものや、プリ出力と呼ばれる端子があるアンプを用意しないといけないため、アンプをしっかり選ぶ必要があります。
AVアンプは、エントリー機であれば3万円程度で購入することができます。
どのメーカーにしたらいいかわからない!と迷ったときには、サブウーファーをキーワードにして選ぶのが良いですね。
騒音が気になる場合はヘッドホンという選択肢も
まとめると、ロックを聴くためのオーディオシステムは、低音をいかに響かせるかか重要で、そのためにはホームシアターで使われるサブウーファーを導入することもひとつの方法ということでした。
しかし、もうひとつの問題は、騒音の問題です。
低音を響かせることは、大きな振動が発生することになるため、特に集合住宅などではご近所迷惑になる可能性もあり、聴くのに躊躇する可能性もあります。
そこで、ヘッドホンにこだわるというのもひとつの方法です。
最近はヘッドホン専用の本格的なアンプも多く登場しており、かなりの高音質を楽しむことができます。
こちらも検討してみると良いでしょう。