オーディオのアースの推奨される抵抗値とは?

オーディオの音質を高めていく際に重要な対策のひとつが、「電源対策」です。

そのために避けて通れないのが、アースの接地。

このオーディオのためのアース接地では、どの程度の抵抗値があればよいのでしょうか?

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理想的な抵抗値、最低限必要な抵抗値

アースの設地において、推奨される理想的な抵抗値は10Ω以下であると言われています。

そこから、9Ω、8Ωと一桁台に下げていくのがアースにおいては究極と言われていますが、かなり工事も大変になっていきますし、お金と手間もかかり、知識もかなり必要となっていきます。

また、地面に湿気が多いなどの好条件がそろわないと難しい場合もあります。

それに見合うだけの音質改善効果が見込めるか?となると、振動対策など他の部分に力を入れたほうが良い場合も多いと思われるので、余裕がある方が行うのが良いでしょう。

もっとも、10Ωにするだけでも大変な手間と労力がかかります。

ちなみに、普段使う電化製品(電子レンジや洗濯機など)で、感電などを防止するためのアースにおいては、抵抗値は100Ωで工事がされています。

そのため、オーディオの音質改善のためのアースをとるのであれば、その抵抗値は少なくとも100Ω以下となるようにすることが望ましいとされています。

アースの抵抗値において大事なこと

オーディオのアースにおいてシンプルながら非常に大切なこと。

それは、「きちんと抵抗値が自分の望む数値となっているか確認すること」です。

確認するためにはきちんとした測定をする必要があります。

自分自身で測定を行う場合には、テスターなどを利用することが必要になってきます。

よくあるのが、「サーキットテスター」を使用して測ろうとして、結果測定ができなかったというケース。

サーキットテスターは、あくまでも電子回路内の抵抗値などを測定するものであり、アースの抵抗値を測定することはできません。

そのため、専用の「アーステスター」というものが必要になりますので、注意しましょう。

また、一番間違いないのは、きちんと工事業者の方に測定をしてもらうこと。

接地工事を行えば測定をしてくれるはずなので、これでしっかりと望む抵抗値となっているか確認をしましょう。

法令にも注意!

以上をまとめると、「オーディオの音質改善のためにアースをとる場合の抵抗値は、最低でも100Ω以下。

理想的なのは10Ω。

大事なことは、きちんと抵抗値を測定して、自分が望む数値になっているかを確認すること」となります。

アースの接地においては、法令により4種類の工事がありますので、自分が望む工事がどの種類か、法令にひっかかる状況ではないかなどを事前にしっかり確認することが大切です。

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